2009年10月4日(日)13:19

英保守党党首はアイルランドの批准承認後もリスボン条約反対の姿勢を強調

AFP

アイルランドがEU改革リスボン条約の批准を承認した後も、イギリスの野党保守党のデイヴィッド・キャメロン党首は条約反対の姿勢をあらためて強調した。「私たちは国民投票の実施を主張する」とキャメロン党首はイギリスのBBCテレビに語った。これまでキャメロン党首はたびたび、来年の選挙で保守党が勝った場合は、それまでにすべての国でのリスボン条約批准が完了していなければ、イギリスでもリスボン条約を問う国民投票を実施すると述べている。

イギリス国民はアイルランドが二度も条約批准を国民投票にかけたのに自分たちは一度もその機会がないことに「いらだちと怒り」を感じている、とキャメロン党首はマンチェスターで開かれた保守党の党大会の開幕で語った。メディアの報道によれば、キャメロン党首はチェコのヴァーツラフ・クラウス大統領に密室取引を申し出たという。すなわち、クラウス大統領が批准文書への署名を2010年5月または6月のイギリスの議会選挙まで引き延ばしたならば、キャメロン党首は首相として国民投票を実施し、すでに完了した条約批准を無効にするというのである。

世論調査によれば、野党保守党はゴードン・ブラウン首相率いる与党労働党を支持率ではるかに引き離している。キャメロン党首は日曜日、もしリスボン条約がイギリス議会選挙前に発効したならばどう対処するつもりかと重ねて質問されたが、回答を避けた。

原題:Cameron bekraeftigt nach Ja der Iren Ablehnung von Lissabon




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